“早足”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はやあし92.3%
トロット7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
セセラ笑って、ひっ返した早足はやあし燕作えんさくがみをする竹童の胸板むないたに足をふんがけて、つかんでいる般若丸はんにゃまるを力まかせに引ったくった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
して間を合せられよ某し儀格別日數の懸る事もあるまじ何分頼み置と云つゝ直樣すぐさま出立なしたりけり元より早足はやあしの半四郎ゆゑ晝夜ちうやとなく道を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もっとも、エレクトリークが早足トロットいっぱいに走り出すと、わたしの馬は全速力を出さなければならなかったが、とにかくわたしは食い下がって行った。わたしは、父ほどの乗り手を見たことがない。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)