“早業”の読み方と例文
読み方割合
はやわざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがなかなかの早業はやわざで、見ている人たちも気が付かなかったと云いますから、女も唯者ではあるまいとみんなが噂をしていましたよ
半七捕物帳:52 妖狐伝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「恐ろしい早業はやわざ、まるで鳥だ」造酒は思わず舌を巻いたが、「しかしこれであたりが付いた。ううむ、そうか! きゃつであったか」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
けもかわしも出来ぬ早業はやわざ、軍十郎はまるで名剣で斬られたごとく、真っ向を割下げられて後ろざまにすっ飛ぶ。同時に兵右衛門が
半化け又平 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)