“日和見”の読み方と例文
読み方割合
ひよりみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……だから折衷主義を「日和見ひよりみ主義」というのである……ほぼ間違いなく予定日数を約束することもできて、汽船より安い賃銀で
黒船前後 (新字新仮名) / 服部之総(著)
それもここ二、三年は何とか日和見ひよりみ的態度で糊塗ことして来たが、いまや急なる風雲はもう一日もそれをゆるさなくなって来たのであった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みんな日和見ひよりみ主義であります。みんな「臆病な苦労」をしています。けれども、私たちは、それを決定的な汚点だとは、ちっとも思いません。
自信の無さ (新字新仮名) / 太宰治(著)