“新熊野”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いまくまの50.0%
にいくまの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天下の形勢が次第に平家に不利になってくると、湛増の考えも段々変り始めていた。とても自分一人では決め兼ねたので、田辺の新熊野いまくまのに七日間、参籠して祈誓をこらした。
「はっ。ついそこの、新熊野にいくまのの近くです」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)