“新嫁”の読み方と例文
読み方割合
にいよめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先代の主人夫婦は、二、三年前に引きつづいて世を去ったので、新嫁にいよめになんの気苦労もなかった。夫婦の仲も睦まじかった。
経帷子の秘密 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
なにごとかと思われたのに、目の前でとついだばかりの新嫁にいよめがとつぜんはだを見せようというのです。
まだ新嫁にいよめでいらしッたころ、一人の緑子みどりご形見かたみに残して、契合ちぎりあった夫が世をお去りなすったので、あとに一人さびしく侘住わびずまいをして、いらっしゃった事があったそうです。
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)