“断然”のいろいろな読み方と例文
旧字:斷然
読み方割合
だんぜん62.5%
きっぱり18.8%
いよいよ6.3%
きつぱり6.3%
ふつつり6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真実(しんじつ)、事実(じじつ)、実際(じっさい)、まったく、断然(だんぜん)、俄然(がぜん)……ナニ、そんなに力に入れなくてもよろしい、このお蓮様、ほんとに伊賀の暴れン坊にまいっているんだ。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
気を判然(はっきり)して出直して、切物(きれもの)か、刃物の歯ごたえのあるようにして、私に断然(きっぱり)、(女と切れない。)と言わしてくれ。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「それぢや断然(いよいよ)お前は嫁く気だね! これまでに僕が言つても聴いてくれんのだね。ちええ、膓(はらわた)の腐つた女! 姦婦(かんぷ)‼」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
嬢様も好い加減に思切らせないと這般(かう)いふ奴が瘋癲(きちがひ)になるのだと思召して、其次来た時に断然(きつぱり)と、世間が煩さう厶いますから当分お尋ねはお断り申します
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
今までは今までとして、以来(これより)は断然(ふつつり)と行ひを改ため、其方が名をも雪(そそ)ぎ我が心をも安めくれよ、兎角(とかく)に其方が仇は彼の人なれば、家を思ひ伯母を思はゞ、桂木とも思(おぼ)すな一郎とも思すな
雪の日 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)