“数日”のいろいろな読み方と例文
旧字:數日
読み方割合
すじつ50.0%
すうじつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九月末にいたり、黄海の捷報しょうほうは聞こえ、さらに数日すじつを経て負傷者のうちに浪子は武男の姓名を見いだしぬ。浪子は一夜眠らざりき。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
数日すじつを経て果して案内状を送り来りければ、両親および学生友人をいざないて見物せしに、なるほど一座の進歩驚くばかりなり
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
それから、数日すうじつたちました。少年しょうねん病気びょうきは、いいほうにかいました。医者いしゃは、まゆひらいてわらいました。母親ははおやかおにもはなやかなわらいがかびました。
町の天使 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうして、数日すうじつのあいだは、眠ってはたべ、眠ってはたべてばかりいました。