“掘立小屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほったてごや76.9%
ほつたてごや23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それにかれらの住居はといえば、せいぜいのところ犬小屋のような、掘立小屋ほったてごやというようなもので、木小屋などへは住むものではない。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
はたしてこの後をつけて、壺が作爺さんの家へおさまるところを見きわめたのが、日夜左膳の掘立小屋ほったてごやを見張っていた鼓の与吉だ。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
かれすこしばかりあましてあつたたくはへからむしくひでもなんでもはしらになるやら粟幹あはがらやらをもとめて、いへ横手よこてちひさな二けんはうぐらゐ掘立小屋ほつたてごやてる計畫けいくわくをした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
見れば此道路の最初の右側に、内地では見ることの出来ない異様なる掘立小屋ほつたてごやがある。小屋の左右及び後背うしろは林を倒して、二三段歩の平地が開かれて居る。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)