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折襟
ふりがな文庫
“折襟”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おりえり
66.7%
をりえり
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おりえり
(逆引き)
英国製らしい最上等の黒
羅紗
(
らしゃ
)
に、青
天鵞絨
(
ビロード
)
の
折襟
(
おりえり
)
を付けた
鉄釦
(
てつぼたん
)
の上衣を、エナメル皮に銀金具の帯皮で
露西亜
(
ロシア
)
人のように締めて、
緑色柔皮
(
グリーンレザー
)
の乗馬ズボンを
股高
(
ももだか
)
に着けて
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
原口さんはだいぶ離れて席を取った。あちらの
角
(
かど
)
だから、遠く三四郎と真向かいになる。
折襟
(
おりえり
)
に、幅の広い
黒襦子
(
くろじゅす
)
を結んださきがぱっと開いて胸いっぱいになっている。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
折襟(おりえり)の例文をもっと
(2作品)
見る
をりえり
(逆引き)
彼方
(
あちら
)
の
角
(
かど
)
だから、遠く三四郎と
真向
(
まむかひ
)
になる。
折襟
(
をりえり
)
に、
幅
(
はゞ
)
の広い
黒繻子
(
くろしゆす
)
を
結
(
むす
)
んだ
先
(
さき
)
がぱつと
開
(
ひら
)
いて胸
一杯
(
いつぱい
)
になつてゐる。与次郎が、仏蘭西の
画工
(
アーチスト
)
は、みんなあゝ云ふ
襟飾
(
えりかざり
)
を
着
(
つ
)
けるものだと教へて呉れた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
折襟(をりえり)の例文をもっと
(1作品)
見る
“折襟”の解説
折襟または折り襟(おりえりkotobank-折り襟・折襟)は、洋服の上着に用いられる襟の仕立て方の1つ。
立襟から変化して、19世紀中頃には狩猟用コートの襟として流行した。銃の発射速度が向上して従来のように直立して銃を構えることが困難になり、立襟より伏せ撃ちがしやすい折襟が20世紀初頭から軍服に多く使われるようになり、学生服などの制服や作業服等にも広く用いられるようになった。
(出典:Wikipedia)
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
襟
常用漢字
中学
部首:⾐
18画
“折”で始まる語句
折
折角
折檻
折々
折柄
折敷
折鞄
折助
折悪
折節
“折襟”のふりがなが多い著者
夏目漱石
夢野久作