“把直”の読み方と例文
読み方割合
とりなお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
市郎は洋杖すてっき把直とりなおして、物音のするかたへ飛び込んで見ると、もう遅かった。わずか一足ひとあし違いで、トムは既に樹根きのねに倒れていた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
巡査は心に喜んで、闇を探りながらと寄って、の一匹の襟首えりくびを掴んだ。が、敵も中々素捷すばやかった。たちまその手を払い退けて、口にくわえたる刃物を把直とりなおした。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
石は松明にあたって、火の粉は乱れ飛んだ。素破すわやと一同色めいて、いずれも持ったる武器を把直とりなおした。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)