“扭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
68.2%
ねじ9.1%
9.1%
よじ9.1%
ねぢ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを実地に役立てさえすれば、大きい錠前をじ切ったり、重いかんぬきを外したりするのは、格別むずかしい事ではありません。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
先には土いきれにしぼんだつぼみが、花びらを暑熱にねじられながら、かすかに甘いにおいを放っていた。雌蜘蛛はそこまで上りつめると、今度はその莟と枝との間に休みない往来を続けだした。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
つむぐことゝることサ、無論むろんはじめから』と海龜うみがめこたへて、『それから算術さんじゆつの四そく、——野心やしん亂心らんしん醜飾しうしよく、それに嘲弄てうろう
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
その痛みからまた父が深く懐われて来まして、しばらくは天も地も挟みよじれよとばかり身悶みもだえしました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
三田も知らんかほも出來ないので、机に向つてゐた體をねぢ向けた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)