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けいじろう
ふりがな文庫
“
慶次郎
(
けいじろう
)” の例文
すると
俄
(
にわ
)
かに
慶次郎
(
けいじろう
)
が私のところにやって来てしがみつきました。まるで私の耳のそばでそっと
云
(
い
)
ったのです。
二人の役人
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
小野氏ではこの年
令図
(
れいと
)
が致仕して、子
富穀
(
ふこく
)
が家督した。令図は
小字
(
おさなな
)
を
慶次郎
(
けいじろう
)
という。抽斎の祖父
本皓
(
ほんこう
)
の庶子で、母を横田氏よのという。よのは武蔵国
川越
(
かわごえ
)
の人某の
女
(
むすめ
)
である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「あっ、
慶次郎
(
けいじろう
)
よな。たれに断わって、ついて来たか」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
慶次郎
(
けいじろう
)
がぽいっとおじぎをしましたから
私
(
わたくし
)
もしました。紺服の役人はメリケン粉のからふくろを手に
団子
(
だんご
)
のように
捲
(
ま
)
きつけていましたが少し
屈
(
かが
)
むようにしました。
二人の役人
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そこで土曜日に私は藤原
慶次郎
(
けいじろう
)
にその話をしました。そして誰にもその場所をはなさないなら
一緒
(
いっしょ
)
に行こうと相談しました。すると慶次郎はまるでよろこんで言いました。
谷
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
藤原
慶次郎
(
けいじろう
)
がだしぬけに私に
云
(
い
)
いました。私たちがみんな教室に入って、机に
座
(
すわ
)
り、先生はまだ教員室に寄っている間でした。
尋常
(
じんじょう
)
四年の二学期のはじめ
頃
(
ごろ
)
だったと思います。
鳥をとるやなぎ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
慶次郎
(
けいじろう
)
の顔を見ましたらやっぱりまっ
青
(
さお
)
で
唇
(
くちびる
)
まで
乾
(
かわ
)
いて白くなっていました。私は役人に縛られたときとった
蕈
(
きのこ
)
を
持
(
も
)
たせられて町を歩きたくないと考えました。そこでそっと慶次郎に云いました。
二人の役人
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
慶
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
次
常用漢字
小3
部首:⽋
6画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“慶”で始まる語句
慶
慶喜
慶長
慶応
慶安
慶勝
慶福
慶応義塾
慶永
慶事