“慶応”の読み方と例文
旧字:慶應
読み方割合
けいおう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくの如く浮世絵研究の気運ようやく熟せし時千八百六十七年(慶応けいおう三年)万国博覧会の巴里に開始せらるるに及び日本美術の勝利は確定せられり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
慶応けいおう四年二月の夜風が、ここ千駄ヶ谷せんだがやの植木屋、植甚の庭の植木にあたって、春の音信おとずれを告げているのを、窓ごしに耳にしながら、坐っていた。
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
西郷南洲さいごうなんしゅう翁が慶応けいおう年間、京都に集まった薩摩さつまの勇士の挙動はなはだ不穏なりと聞き、これが鎮撫ちんぶに取りかかったとき
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)