“意気悄沈”の読み方と例文
読み方割合
いきしょうちん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ぼく、豚の煮込み、いらない。」と全く意気悄沈いきしょうちんして、六号活字ほどの小さい声で言って、立ち上り、「いくら?」という。
禁酒の心 (新字新仮名) / 太宰治(著)
僕は魚戸をぐっとにらみつけてやった。ところが、魚戸は、意気悄沈いきしょうちん、今にも泣き出しそうな顔をしていた。四十男のべそをかいたところは、見ちゃいられない。
宇宙尖兵 (新字新仮名) / 海野十三(著)