“意気組”の読み方と例文
旧字:意氣組
読み方割合
いきぐみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よし解らないにしても気高けだかい心持に支配されて、そちらの方へ動いて行こうとする意気組いきぐみいやしいところの見えるはずはありません。私はKの説に賛成しました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
双六谷すごろくだにへは、翌早朝よくさうてう意気組いきぐみ今夜こんや二世にせかけた勝敗しようはいしに、たゞむつまじいのであらうとおもふ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それを考えたらむしろ国費を以て良乳を廉価に供給すべしとこう申した処が到底行われませんけれども政府の当局者はその位な意気組いきぐみを以て牛乳事業を監督してもらいたいものです
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)