悄々しお/\)” の例文
と云いながら出ましたが、これが別れになる事かと悄々しお/\としてきます。叔父も多助の言う事が心に掛りますから戸口まで駆出して来まして
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
中尉は、を、六角の眼でじいッと睨みつけていた。支那人は、罪人のように、悄々しお/\とうなだれて立上った。そして、力なく肩をすぼめて、音響ひゞき一ツ立てずに去ってしまった。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
悄々しお/\として遣って参った男がある、目早くも認めましたから、身をかわそうと致しましたが其のがございませんで
すると、どこからか、悄々しお/\として「紋」が出てきた。
「紋」 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
廊下を二足ふたあし三足みあしきにかゝりましたが、れがもう主人の顔の見納めかと思えば、足も先に進まず、又振返って主人の顔を見てポロリと涙を流し、悄々しお/\としてきますから
と馬の口を取りまして、悄々しお/\として粥河圖書は真堀口を降りまして立去りました。
とお竹のあとに附いて悄々しお/\と二階を下りる。此方こちらは益々たけり立って
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と云いながら悄々しお/\として申しまするには