“恐(ご)” の例文
恐(こ)わ恐(ご)わその方に近よってみると、これはたいへん、倒れているのは所長の芳川博士であったではないか。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼は顔をいろいろ歪(ゆが)めて彼女を笑わせたり、やり過ぎるほど菓子をやったりしたあとで、もういいだろうと思って恐(こ)わ恐(ご)わ「御身よ御身よ。」といいながら彼女の手を握る。
御身 (新字新仮名) / 横光利一(著)
僕は自(みずか)ら先登(せんとう)に立って、冷い螺旋階段の手すりに恐(こ)わ恐(ご)わ手をさしのべたときだった。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)