思召おぼしめさ)” の例文
分與わけあたへし所數月すげつ無實むじつの罪にて入らう致し居し段不便ふびん思召おぼしめされ且つ至孝の者に付苗字めうじ帶刀たいたう差許さしゆるす樣領主へ仰付らる之によつて村役の儀は前々之通り心得べし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
手に入れんと思召おぼしめさだますにしくなし是は私しに御任せ有るべしお梅にとくと申きかせ御心に隨ふ樣得心とくしん致させ申べし先々御刀おんかたな御納おんをさめ下されよと云ふをさいはひに粂之進は刀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
思ふ事貴賤きせん上下の差別さべつはなきものにて俚諺ことわざにも燒野やけの雉子きゞすよるつるといひて鳥類てうるゐさへ親子の恩愛おんあいにはかはりなしかたじけなくも將軍家には天一坊はじつの御愛息あいそく思召おぼしめさばこそかく御心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)