心理解剖しんりかいばう)” の例文
何故ならば、氏の心理解剖しんりかいばう何處どこまでも心理解剖で、人間の心持を丁度ちやうどするどぎん解剖刀かいばうたうで切開いて行くやうに、緻密ちみつゑがいて行かれます。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
里見弴さんの作品を讀んで、一番感心かんしんするのは、その心理解剖しんりかいばう手腕しゆわんです。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
必然ひつぜんにどうしてもその心理しんりうごき方が、む者の心持こゝろもちにしつくりはまつて來ないといふがします。これを言ひへれば、氏の心理描寫しんりべうしや心理解剖しんりかいばうであつて、心理描寫しんりべうしやではないのでありますまいか。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)