“徹底的”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てつていてき57.1%
てっていてき42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは近時きんじ建築けんちくたいする世人せじん態度たいどきはめて眞面目まじめになり、徹底的てつていてき建築けんちく根本義こんぽんぎ解決かいけつし、れから出發しゆつぱつして建築けんちくおこさうとかんがへからたことで
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
平次の號令で、番頭の死骸は母屋に移され、離屋は徹底的てつていてきに調べられました。天井裏も、床下も長押なげしの裏も、疊などは一々裂いて見ましたが、慶長小判はおろか、小粒一つ出ては來かつたのです。
憤激ふんげき! 興奮こうふん! 平素阪井の傲慢ごうまんや乱暴をにがにがしく思っていたかれらはこの際徹底的てっていてき懲罰ちょうばつしようと思った。二時の放課になっても生徒はひとりも去らなかった。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
次郎たちの計画では、しょっぱなから、固い気分を徹底的てっていてきにぶちこわすことであった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)