“御結納”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんゆいのう33.3%
ごゆいのう33.3%
ごゆひなう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は其足で更にお馨さんの父母を訪うことにした。銀座で手土産てみやげの浅草海苔を買ったら、生憎あいにく御結納おんゆいのう一式調進仕候」の札が眼につく。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「御別家様、まず以てとどこおりなく運びましておめでとう存じまする。御結納ごゆいのうはこの暮のうちに日をえらんでお取交とりかわしなさいますように。お婚礼は来春になりまして花々しく」
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
カピ長 おゝ、モンタギューどの、御手おんてをばあたへさせられい。これをこそ愛女むすめへの御結納ごゆひなうともおもひまする、ほかのぞみとてはござらぬわい。