御恵おんめぐ)” の例文
旧字:御惠
その時妾は母に向かいこれまでの養育の恩を謝して、さてその御恵おんめぐみによりてもはや自活の道を得たれば、仮令たとい今よりこの家をわるるとも、糊口ここうに事を欠くべしとは覚えず。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
背に腹はえられず、つい道ならぬ欲に迷いしために、たちま覿面てきめん天罰てんばつ受けて、かくも見苦しき有様となり、御目おんめにかかりしことの恥かしさよと、生体しょうたいなきまで泣き沈み、御恵おんめぐみにあずかりし時は
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)