“御幣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごへい97.3%
みてぐら1.3%
イナオ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世に御幣ごへいかつぎと称して、なにごとにも縁起の吉凶をいうものがある。ことに婚礼、葬式などにはいろいろの忌み物、忌みごとがある。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
明石の君は源氏の一行が浪速なにわを立った翌日は吉日でもあったから住吉へ行って御幣みてぐらを奉った。その人だけの願も果たしたのである。
源氏物語:14 澪標 (新字新仮名) / 紫式部(著)
そこで二人はアイヌの習慣どほり、柳の枝をけづつて御幣イナオをつくり、それを神様カムイにそなへて、仲よくすることを誓ひました。
熊捕り競争 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)