“御寮人様”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごりょうんさん50.0%
ごりょうにんさま16.7%
ごりょうにんさん16.7%
ごりょんさん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「元気にしてはりましたで。秀ぼんがお腹こわしやはった時かて、看護婦よかよっぽど雪子とうさんの方が看病の仕方心得てはる云うて、御寮人様ごりょうんさん感心してはりました」
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
どこへ行くのか、何を目星か、たてから見ても横から見ても、掏摸すりとは思えぬ品のよい御寮人様ごりょうにんさま
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
月が変って十二月に這入はいってからのる日、本家の御寮人様ごりょうにんさんから電話と云うので、幸子が出ると、先達ての縁談のことについて、大そう調べがおそくなったけれども、ようやく大体のことが分ったから
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「だって、御寮人様ごりょんさん、何ぼなんでも、この唐桟とうざんを、十七両だなんて」
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)