御寮人様ごりょうんさん)” の例文
「元気にしてはりましたで。秀ぼんがお腹こわしやはった時かて、看護婦よかよっぽど雪子とうさんの方が看病の仕方心得てはる云うて、御寮人様ごりょうんさん感心してはりました」
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
そして、自分はこのことを御寮人様ごりょうんさんに申し上げた方がよいのかどうか、迷っていた次第であった。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「この方が、御寮人様ごりょうんさんにお目に懸りたいっしゃっていらっしゃいます」
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
御寮人様ごりょうんさん、海水浴へ行きなされしませんか」
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
御寮人様ごりょうんさん、懐炉を入れて参りましょうか」
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)