“御坐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ござ66.7%
おすわ16.7%
おは8.3%
おはし8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
サア、みな水兵ものどもた/\、大佐閣下たいさかくかのおかへりだよ、それに、めづらしい賓人おきやくさんと、可愛かあいらしい少年せうねんとが御坐ござつた、はや御挨拶ごあいさつまうせ/\。
今夜こんや御誘おさそまをしますから、これから夕方ゆふがたまでしつかり御坐おすわりなさいまし」と眞面目まじめすゝめたとき、宗助そうすけまた一種いつしゆ責任せきにんかんじた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
月すめば谷にぞ雲は沈むめる、嶺吹き払ふ風に敷かれてたゞ御※おんむねの月あかからんには、浮き雲いかに厚う鎖すとも氷輪無為のそらの半に懸り御坐おはして
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ねがはくは其事のいつはり妄にてあれかしと日比ひごろ念じまゐらせし甲斐も無う、さては真に猶此裟婆界しやばかいに妄執をとゞめ、かの兜卒天とそつてんに浄楽は得ず御坐おはしますや、いぶかしくも御意みこゝろばかり何に留まるらん
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)