“得能”の読み方と例文
読み方割合
とくのう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新田義貞は上野こうずけに、赤松則村のりむら播磨はりまの国に、結城ゆうき宗広は陸奥むつの国に、土居、得能とくのうは四国の地に、名和長年は伯耆ほうきの国に、菊池武時は九州の地に、そうして足利高氏さえ
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
伊予いよに住み馴れた土居どい得能とくのうの一党が、越前に落ちて行こうとしてとうげの山路で、悲惨な最期さいごをとげたという物語は、『太平記』を読んだ者の永く忘れえない印象である。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そして鳳輦ほうれん(みくるま)のすぐあとにつづく近衛このえ儀仗ぎじょうには、足利高氏、直義ただよしの兄弟があたり、さらに赤松円心の千余騎、土居得能とくのうの二千、結城ゆうき、長沼、塩冶勢えんやぜいなどの数千騎が