“土居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どい80.0%
どきよ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ずっと以前の山地に檜榑ひのきくれ二十六万八千余ちょう土居どい四千三百余の木租を課せられた昔もあるが、しかもその木租のおびただしい運搬川出し等の費用として
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
伊予いよに住み馴れた土居どい得能とくのうの一党が、越前に落ちて行こうとしてとうげの山路で、悲惨な最期さいごをとげたという物語は、『太平記』を読んだ者の永く忘れえない印象である。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
冷静れいせいなる社会的しやくわいてきもつれば、ひとしく之れ土居どきよして土食どしよくする一ツあな蚯蚓みゝず蝤蠐おけらともがらなればいづれをたかしとしいづれをひくしとなさん。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)