“得可”の読み方と例文
読み方割合
うべ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けつしておろかなる船長せんちやうふがごとき、怨靈おんれうとかうみ怪物ばけものとかいふやう得可うべからざるものひかりではなく、りよくこう兩燈りようとうたしかふね舷燈げんとう
居士はこの従軍を以て二個の目的を達するの機運とした。その一は純文学上の述作、その二はこの事もし能わずともこれによって何らか文学上の大事業を為し得可うべしというに在った。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
氏が文壇に出づるに至れる当時の事情は、ほぼ此の書によりて想察し得可うべし。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)