したがつ)” の例文
旧字:
畢竟ひつきやうするに彼が所謂いはゆる客観性に癖するの致す所にして、批評家としての彼の本領は、実に存して爰にありとも言ふべき程なれば、したがつて劇詩界の革命を煽動する者も亦、彼ならざるを得ず。
劇詩の前途如何 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
起てり「行徳君は僕を誣告者ぶこくものと言はれた、しからん、——諸君、僕が誣告者であるかいなやは、公明正大なる諸君の判断に一任します、僕は只だ良心の命ずる所にしたがつて此事を言ふのである」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)