“廓町”の読み方と例文
読み方割合
くるわまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
街のの色は夜ごと夜ごとに明麗になってきて、まして瀟洒しょうしゃとした廓町くるわまちよいなどを歩いていると、暑くも寒くもない快適な夜気の肌触はだざわりは、そぞろに人の心をそそって、ちょうど近松の中の
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
その住居すまいのある所は、巨鹿城ころくじょうに近い廓町くるわまちの最も俗塵に遠い一区劃だった。
疑惑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)