“庭芝”の読み方と例文
読み方割合
にわしば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕等三人はしばらくのあいだなんの言葉もかわさずに茫然と玄関にたたずんでいた、伸び放題伸びた庭芝にわしばだの干上ひあがった古池だのを眺めながら。
悠々荘 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
しかしまたそのほかにも荒廃こうはいきわめたあたりの景色に——伸び放題ほうだい伸びた庭芝にわしばや水の干上ひあがった古池に風情ふぜいの多いためもないわけではなかった。
悠々荘 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)