“庭訓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていきん92.9%
をしへ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鎌倉武門のあいだではあたりまえな庭訓ていきんだった。わけてその妹聟に高氏を選んだ責任の多くも兄の自分にあるとしていた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一と通り家の中も見せて貰ひましたが、余つ程學問が嫌ひだつたらしく、史書經書は言ふまでもなく、庭訓ていきん往來一册ないのはサバサバしてをります。
男女七歳にしての庭訓をしへきびしくて、水練の修得などをうる機會はなかつた。それでゐて、そこに蟄服して育つた女の子わたしは、馬に乘ることと、海におよぐことが、一度やつてみたい念願だつた。
(旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)