“師範”の読み方と例文
読み方割合
しはん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四月四日、上田君うえだくん高橋君たかはしくんは今日も学校へ来なかった。上田君は師範しはん学校の試験しけんけたそうだけれどもまだ入ったかどうかはわからない。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
つまりは人が払底ふっていなためだったのでしょう。私のようなものでも高等学校と、高等師範しはんからほとんど同時に口がかかりました。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
粕谷かすやの夫妻が千歳村に移住いじゅうした其春、好成績こうせいせきで小学校を卒業し、阿爺は師範しはん学校がっこうにでも入れようかと云って居たのを、すすめて青山学院に入れた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)