“差迫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしせま85.7%
さしせまっ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよ差迫さしせまった奇岩怪石の層層層、荒削りの絶壁がまたこれらに脈々と連なりそびえて、見る目も凄い急流となる。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
しかしながら金解禁きんかいきんごときは内外ないぐわい經濟上けいざいじやうから大問題だいもんだいである、しかるに年末ねんまつ段々だんだんちかづくのであるから、年末ねんまつ差迫さしせまつて斯樣かやう大問題だいもんだい決行けつかうすることは
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
私はその時に新銭座にすんで居たから、とてもこりゃ戦争になりそうだ、なればどうも逃げるよりほか仕様しようがないと、ソロ/\にげ仕度をすると云うような事で、ソコでいよいよ期日も差迫さしせまっ
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)