“差出者”の読み方と例文
読み方割合
さしでもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
差出者さしでもの大白痴おおたわけめ! いつもの思慮深いその方が、今宵の仕業しわざは何事じゃ! マドリド司僧の残党とこの鳰鳥とを一列に並べ、何一つ証拠のないのもいとわず詮議せんぎ立てする愚か者
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
言語はもとより多端なり。さんと云ひ、がくと云ひ、ほうと云ひ、らんと云ふ。義の同うして字の異なるを用ふれば、即ち意を隠微のかんぐうするを得べし。大食おほぐらひを大松だいまつと云ひ差出者さしでもの左兵衛次さへゑじと云ふ。