“島人”の読み方と例文
読み方割合
しまびと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お露は児のために生き、児は島人しまびと何人なんぴとにもいだかれ、大河はその望むところを達して島の奥、森蔭暗き墓場に眠るを得たり。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
身動きもせず様子をうかゞって居りますると、弓をげたる島人しまびとが、小石を拾って打付けましたけれども、文治は少しも動かぬものですから、死んだと思うてか、いよ/\側に寄りまして
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
の、悲調な一首も島人しまびとの胸にまだ生々なまなましくのこっていた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)