“屍室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ししつ66.7%
しかばねしつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前の屍室ししつには、今夜は青い灯がついている。又兵隊が一人死んだのだろう。青い窓の灯を横ぎって通夜をする兵隊の影が二ツぼんやりうつっている。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
あきれた。彼女かのぢよ屍體したい白布しろぬのおほはれて、その屍室ししつはこばれた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
「今、五人とも、屍室しかばねしつへ運んできている。」
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)