“居(ゑ)” の例文
人(ひと)の顏(かほ)も今(いま)のとは違(ちが)ふね、あゝ此母(このかゝ)さんが生(い)きて居(ゑ)ると宜(い)いが、己(お)れが三つの歳(とし)死(し)んで、お父(とつ)さんは在(あ)るけれど田舍(いなか)の實家(じつか)へ歸(かへ)つて仕舞(しまつ)たから今(いま)は祖母(おばあ)さんばかりさ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
古(ふる)くより持(もち)つたへし錦繪(にしきゑ)かず/\取出(とりいだ)し、褒(ほ)めらるゝを嬉(うれ)しく美登利(みどり)さん昔(むか)しの羽子板(はごいた)を見(み)せよう、これは己(お)れの母(かゝ)さんがお邸(やしき)に奉公(ほうこう)して居(ゑ)る頃(ころ)いたゞいたのだとさ、をかしいでは無(な)いか此(この)大(おほ)きい事(こと)
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)