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尾錠
ふりがな文庫
“尾錠”の読み方と例文
読み方
割合
びじょう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びじょう
(逆引き)
それは、あの悪鬼の神謀——つまり、水が氷に変る際の、容積の膨脹を利用して、鍵金の
尾錠
(
びじょう
)
を下から押し上げたからである。
潜航艇「鷹の城」
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
十五の時に、
袴
(
はかま
)
をひもで
締
(
し
)
める代わりに
尾錠
(
びじょう
)
で締めるくふうをして、一時女学生界の流行を
風靡
(
ふうび
)
したのも彼女である。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
私は自分の声で眼が醒め、一分間ほど怪訝な思いでソーボリの広い背中を、チョッキの
尾錠
(
びじょう
)
を、肥った
踵
(
きびす
)
を眺め、それからまた横になってうとうとする。
妻
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
尾錠(びじょう)の例文をもっと
(6作品)
見る
“尾錠”の意味
《名詞》
ベルトや紐などの端につけ左右から引き寄せて締める金具。バックル。
(出典:Wiktionary)
“尾錠(バックル)”の解説
バックル(buckle)または尾錠(びじょう)とは、主にズボンや腕時計、ウェストコート、ベストに用いられているベルトの留め金の事である。
(出典:Wikipedia)
尾
常用漢字
中学
部首:⼫
7画
錠
常用漢字
中学
部首:⾦
16画
“尾”で始まる語句
尾
尾行
尾鰭
尾籠
尾羽
尾張
尾上
尾花
尾張町
尾州
“尾錠”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
有島武郎
アントン・チェーホフ
夢野久作