少小しょうしょう)” の例文
そもそも余は旧中津藩の士族にして、少小しょうしょうの時より藩士同様に漢書を学び、年二十歳ばかりにして始めて洋学に志したるは、今を去ることおよそ三十余年前なり。
なにがしは何々の工事を企てて何十万円を得たり、某は何々の商売に何百万の産をなしたりという、その人の身は、必ず学校より出でたる者にして、少小しょうしょう教育の所得を、成年の後、殖産の実地に施し
慶応義塾学生諸氏に告ぐ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)