“少姐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねえさん50.0%
ねえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少姐ねえさんの袖にすがりゃ、抱えられてる妓衆こどもしゅうの証文も、その場でけむになりかねないいきおいだけれど、そこが方便、内に居るお勝なんざ、よく知ってていうけれど、女郎衆なんという者は
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あっし鐚一文びたいちもん世話になったんじゃあねえけれど、そんなこんなでおめえ、その少姐ねえさんが大の贔屓ひいき
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
唯今ただいま何します、どうも、貴下御免なさいましよ。主人が留守だもんですから、少姐ねえさんのお部屋でついお心易立こころやすだてにお炬燵こたを拝借して、続物を読んで頂いておりました処が、」
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「今夜までに返すからと言ったにゃあ言いましたけれども、何、少姐ねえさんは返してもらうおつもりじゃございませんのに、やっと今こっちじゃあ思い出しました位ですもの。」
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)