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小
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こま
ふりがな文庫
“
小
(
こま
)” の例文
なるほど、男は
小
(
こま
)
いばって、全身が
剃刀
(
かみそり
)
のごと、殺気がみなぎっちょる。肺病とかいうこッちゃが、命短しで、世をすねたかな?
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
御互になるほどと合点が参るためには、今少し詳細に「情を理想とする」とは、こんなものだと
小
(
こま
)
かく割って御話しをしなければなるまいと思います。
文芸の哲学的基礎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
さと わしや、今度あんたから貰ふた金で、お父つつあんに、
小
(
こま
)
あか店ば出さするつもりですたい。近所に酒飲みの多かけん、酒屋が一番よかて思ひます。
牛山ホテル(五場)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
其中には銀細工やニッケル細工の
小
(
こま
)
かい精巧なものが倒れたり破れたりして狼籍し、切子の美しい香水瓶が憐れに破われて煙臭い塵臭い中に床しいホワイトローズの香気を
漾
(
ただよ
)
わしていた。
灰燼十万巻:(丸善炎上の記)
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
「いや、これは
剰銭
(
おつり
)
が足りない。私もあいにく
小
(
こま
)
かいのが……」
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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おまけに、暗殺命令を発する本部がある。命令一下、品川信健を殺した西中宗之助は、監獄から出て来ると、恩賞に、
小
(
こま
)
い炭坑を貰うて、顔役になった。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
「
千博
(
ちひろ
)
が、すこし熱があって、変な
咳
(
せき
)
をしよるばい。勝則の
小
(
こま
)
いときのごと、
馬牌風
(
ばひふ
)
(ジフテリア)にでもなると
大事
(
おおごと
)
じゃけ、夜が明けたら、じき、医者に
診
(
み
)
て貰うがええな」
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
“小”の意味
《名詞》
(ショウ)ちいさいこと。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
“小”を含む語句
小便
小女
小刀
小屋
小僧
小路
小児
小舟
小童
小人
小竹
矮小
小兒
小娘
小角
小波
小野
小説
小婢
小字
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