寝転ねがえ)” の例文
旧字:寢轉
眼をねむって居ながらも時々細目に開いて、わざとムニャ/\と云いながら、足をバタァリと遣る次手ついでにグルリと寝転ねがえりを打ち、仰向あおむけに成って、横目でジイとお瀧の方へ見当を附けると
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
昼寝をしていた高安平四郎たかやすへいしろうは、顔に乗せていた書籍ほんを落して、むくりと寝転ねがえると
夏虫行燈 (新字新仮名) / 吉川英治(著)