“富岳”のいろいろな読み方と例文
旧字:富嶽
読み方割合
ふがく80.0%
フガク20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山においては富岳ふがくの高きを見、水においては遠州洋えんしゅうなだの深きを見、人においては佐久間を見る。その始めや漢蘭学芸の事を問い、遂に天下の勢に及ぶ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
人穴ひとあな残党ざんとうを一きょ蹴散けちらして、主将呂宋兵衛るそんべえを生けどり、多宝塔たほうとうの三じゅうふうじこめた伊那丸いなまる軍兵ぐんぴょうが、あかつきの陣ぞろいに富岳ふがく紅雲こううんをのぞんで
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
師匠ししょうさまがつらつら亀卜きぼく卦面かめんを案じまするに、すなわち、——富岳フガク鳳雛ホウスウマレ、五狂風キョウフウショウジ、喬木キョウボクアクツミイダイテライカル——とござりましたそうです
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)