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やどかり
ふりがな文庫
“
宿借
(
やどかり
)” の例文
見慣れぬ殼をかぶつたちつぽけな
宿借
(
やどかり
)
が三つ四つ私の足許近く迄やつて來たが、人の氣配を感じて立止り、一寸樣子を窺つてから、慌てて又逃げて行つた。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
「わしか。……わしは近年、洛中では吉田の神護院に
宿借
(
やどかり
)
いたしておるので、吉田のすね法師だの、吉田の
兼好
(
けんこう
)
などとよばれておるが、それでは、思い出されもなされまい」
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蝦蛄
(
しゃこ
)
、幽霊蝦蛄、活烏賊、イカナゴ、擬餌、芋、味噌団子、烏賊の腸、赤虫、秋の魚のブツ切りなどであるが、鯛は自然に生活しているこのほかに
榮螺
(
さざえ
)
、
宿借
(
やどかり
)
、蛤、
浅利
(
あさり
)
、蟹、
牡蠣
(
かき
)
、ウニ、ユウ
鯛釣り素人咄
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
見慣れぬ殻をかぶったちっぽけな
宿借
(
やどかり
)
が三つ四つ私の足許近くまでやって来たが、人の気配を感じて立止り、ちょっと様子を
窺
(
うかが
)
ってから、慌ててまた逃げて行った。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
宿借
(
やどかり
)
の
女御
(
にょご
)
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“宿借(ヤドカリ)”の解説
Paguroidea
Paguroidea
ヤドカリ(宿借、寄居虫)は、十脚目ヤドカリ上科 Paguroidea の中で、主として巻貝の貝殻に体を収め、貝殻を背負って生活する甲殻類を指す日本語の名称である。古語では「かみな」(転じて「かむな」「かうな」「がうな」「ごうな」など)と呼ばれていた。エビやカニと同じ十脚目だが、貝殻等に体を収めるために体型が変形している。
(出典:Wikipedia)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
借
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
“宿”で始まる語句
宿
宿直
宿屋
宿酔
宿世
宿業
宿禰
宿場
宿怨
宿痾