“女御”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にょご72.6%
にょうご16.1%
にようご8.1%
によご1.6%
むすめご1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みかど藤壺ふじつぼ女御にょごにお見せになることのできないことを遺憾に思召おぼしめして、当日と同じことを試楽として御前でやらせて御覧になった。
源氏物語:07 紅葉賀 (新字新仮名) / 紫式部(著)
兼実の女宜秋門院ぎしゅうもんいんが後鳥羽天皇の女御にょうごとして入内じゅだいのときの屏風の歌や、良経邸での歌会の歌やばかりで占められているといってもよい位である。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
又若江修理大夫妹年来学問有志がくもんにこゝろざしあり於今天晴いまにおいてあつぱれ宏才之きこえ有之候間、女御にようご為御稽古参上可然哉否しかるべきやいなや、於左大将殿可宜御沙汰よろしかるべきごさたに付被談由だんぜられしよし
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そして紛失した衣類の下手人が女御によごづきの女房であつたりした例などを見ると、宮廷生活も、貧しい所は極めて貧しかつたにちがひない。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
「これは御所の女房周防殿が、女御むすめごのために建てた堂でございます」
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)