“容目”の読み方と例文
読み方割合
みめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直ちに外科室のかたおもむくとき、むこうより戸を排してすらすらと出で来たれる華族の小間使とも見ゆる容目みめよき婦人おんな二、三人と、廊下の半ばに行き違えり。
外科室 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一人の旅商人たびあきゅうど、中国辺の山道にさしかかりて、草刈りの女に逢う。その女、容目みめことに美しかりければ、不作法に戯れよりて、手をとりてともに上る。途中にて、その女、草鞋わらじ解けたり。
遠野の奇聞 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)