“宇都谷峠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うつのやたふげ50.0%
うつのやとうげ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帰路きろ闇川橋やみがはばしとほりけるに、橋姫はしひめみやのほとりにて、たけたかくしたゝかなる座頭ざとうばう、——としてあるが、宇都谷峠うつのやたふげとは雲泥うんでい相違さうゐのしたゝかなるとばかりでも一寸ちよいとあぶみくぼませられる。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
宇都谷峠うつのやたふげを、とぼ/\と小按摩こあんまらしい。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「これから名代なだい宇都谷峠うつのやとうげへかかるのでございますから、草鞋わらじでも穿き換えようじゃあございませんか」
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こうして二人は、鞠子まりこ本宿ほんじゅくから二軒家にけんや立場たてばへは休まずに宇都谷峠うつのやとうげの上りにかかりました。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)