“季子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きし25.0%
すえこ25.0%
すゑこ25.0%
すゑのこ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
延陵えんりょう季子きし、その長子をほうむりて、『骨肉は上に帰復すさだめなり。魂気の若きは、すなわちかざるなし、かざるなし』とのたまいし、云云うんぬん
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
季子すえこは省線市川駅の待合所に入って腰掛に腰をかけた。しかし東京へも、どこへも、行こうというわけではない。
或夜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
季子すゑこは省線市川驛の待合所にはいつて腰掛に腰をかけた。然し東京へも、どこへも、行かうといふわけではない。
或夜 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
季子すゑのこ作之治なるものが一〇生長ひととなりかたくななるをうれひて、京の人見するとて、一一一月あまり二条の別業べつげふとどまりて、三月やよひすゑ一二吉野の奥の花を見て、知れる寺院に七日ばかりかたらひ、此のついでに